工事現場管理
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1施工管理
工事管理者は工事開始前に工事仕様書、写真撮影チェック表、工事工程表を工事担当者に周知させ、工事担当者が工事仕様書に従って施工を行うよう管理します。
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2施工条件
- 工事工程表に作業禁止日および作業開始時刻、作業終了時刻の記載がある場合は遵守します。
- 原則として、午前8時以前および午後6時以降に作業は行いません。
- 天候が不順な場合、または天候不順が予測される場合は工事を中止します。
- 気温、湿度がメーカーの指定する範囲外の場合は施工を行いません。
- 台風などで強風が予想される場合は工事を中止します。また、台風などの強風があった翌日には、作業開始前に現場の 状況を確認し工事発注者(お客様)に報告します。
- 工事にあたっては関係法令等を遵守します。
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3施工中の環境保全等
- 現場で発生した廃材・ごみは、毎日、必ず持ち帰って、法令を遵守して処分します。(作業後の現場に置いておかない)
- 洗い水、残塗料などは現場で処分せず、毎日、必ず持ち帰って、法令を遵守して処分します。(作業後の現場に置いておかない)
- 毎日、作業終了前に必ず、現場の後片づけおよび清掃を行います。
- 溶剤の材料を取り扱う場合は工事発注者(お客様)などに、注意(施工中は窓を締めていただく等)をしてから作業を行います。
- 工事対象外の部分および工事目的物の施工済み部分等について、汚損しないよう適切な養生を行います。
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4材料の取り扱い
- 現場で材料を保管する場合は、ビニールシート等で養生し、地面に直接、材料を置きません。また、作業終了後は材料をブルーシート等で覆うなどの措置を行います。
- 火災などの原因となる溶剤(シンナーや溶剤塗料)等の材料は、必ず、毎日持ち帰ります。(現場では保管しません)
- 材料は使用前に、工事仕様書に記載された材料が納品されていることを確認します。
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5工事写真の撮影
- 工事記録は工事工程進捗チェック表に従って撮影された工事写真を工事アルバムに保存します。
- 使用する材料は使用前に工事工程進捗チェック表に従って写真を撮影し、工事アルバムに保存します。
- 工事写真は部位ごと工程ごとに作業完了時点に撮影します。
- 工事写真の撮影は同一の部位では同じ箇所を対象として撮影し、工程によって撮影箇所を変えません。
- 工事写真の撮影は撮影箇所が判別できる全体写真(引きの構図)と工事箇所をクローズアップした(アップの構図)の2種類以上を撮影します。
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6完工確認
完工引き渡しを行う前に、工事管理者は工事仕様書によって指示された工事がすべて完了した後、工事仕様書の指示通りに工事が完了していることを確認します。なお、工事の不備を発見した場合は、工事担当者または工事管理者が手直しを行い、その後に工事管理者が再確認を行います。
完工引き渡しの際に、足場が撤去されると目視で確認することができない箇所などは、発注者に写真で確認してもらえるよう、写真を撮影し、印刷しておきます。