一般財団法人塗装品質機構（PQA）では2021年3月に塗装工事基準委員会を設置し、住宅塗装における基準の作成に着手しました。塗装工事基準委員会には当財団の役員、塗装会社で工事品質の向上に熱心に取り組まれている経営者・技術者、メーカーの技術者などに参加いただいて、研究、審議を行いました。

塗装工事基準委員会では参加各委員がPQAの設立以前から取り組んでいた塗装工事の品質向上に関する情報を整理し、公共工事の指針となっている国土交通省が監修し一般社団法人公共建築協会が発行している「公共建築工事標準仕様書（建築工事編）」と「公共建築改修工事標準仕様書（建築工事編）」（以下２つを総称して「標準仕様書」と言います。）について詳しく検討しました。

結果、PQA塗装工事基準は標準仕様書が要求している工事品質を、実際の住宅塗装工事の現場で実現し、消費者の方が塗装工事を発注される際に活用できることを目指しました。